社員紹介

農業土木部門技術者

生活になくてはならない「農業・農村の整備」

農業・農村は、私たちの生活で欠かすことのできない米や野菜などの生産の場としての役割のほかに、農村で農業が継続して行われることにより、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等、食料その他の農産物の供給の機能以外の多面的な機能が発揮されています。
私たちが携わっている農業土木分野の建設コンサルタントとは、農業・農村の役割や機能を持続的に発展するために実施される農業生産基盤整備の計画や設計を行うものであり、その分野はかんがい、排水、区画整理、農道整備、農地・農業用施設の防災や災害復旧等、極めて多岐に渡っています。

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また近年では、多くの農業水利施設が戦後に集中的に整備され、耐用年数を迎えて劣化が急速に進行していることから、既存ストックの有効活用を図りながら計画的に農業水利施設の機能保全を行う事業も増えています。
実際の業務では、発注者との協議や地元説明会を重ね、意見や要望を可能な限り成果品に反映することを常に心がけて業務に取り組み、整備後には、水田や農業用施設の実際のユーザーとなる耕作者の方々の生産性が向上し、労力が少しでも低減するようになれば幸いであると思っています。

道路部門技術者

私は道路計画・設計のプロデューサー!! (I am a road design producer)

私は、主に道路の計画・設計に関する業務を生業としています。
業務は100%近くが国、県、市などの公共機関・団体から発注され、業務発注に至った背景、発注された目的、エンドユーザーである国民が道路に対して何を望むかを考えつつ、ケースバイケースに応じた最適な道路のあり方を「提案」することが我々の仕事です。
今、求められる道路には多様性が必要です。道路は、社会資本の中でも特に生活に密着したインフラです。例えば、みなさんが会社や学校へ通勤・通学する際には必ずと言って良いほど道路を利用するでしょうし、大型連休などで自動車旅行する際にも高速道路を活用するでしょうから、道路に接する機会は比較的多いと思います。

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また最近では、道路は単に移動手段の補助という効果に留まらず、道路を賢く使う方法が模索されつつあります。被災時のリダンダンシーの確保を目的とした新東名高速道路の建設、緊急指定病院に通じる命の道、道路網のネットワーク化によるサプライチェーンの構築、ITSを利用した交通渋滞の解消による環境負荷の軽減、オープンカフェなどアメニティ性を重視したオシャレな空間の創出などは、新しい道路の効果として最近注目され始めています。

上下水道部門技術者

住宅環境は下水道整備から

上下水道とは、みなさんの生活に欠かせない重要なライフラインの1つです。飲料水を供給する役割の上水道とトイレ・生活排水などの汚水や雨水などを集めて浄化する役割の下水道を合わせた呼称です。私は上下水道事業のうち、主に下水道の設計に携わっています。
近年では、異常気象に伴う集中豪雨により道路冠水が各地で発生しています。道路冠水の発生を抑制するため、全国各地で雨水貯留施設などの整備が進んでいますが、これも下水道事業の1つです。また、下水道整備により悪臭や蚊が減り住宅環境の改善にもつながります。

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上下水道の整備では、どんなに苦労した設計でも工事完了後、道路上にマンホールの蓋しか見えず、少し寂しい感じもしますが、災害発生時でも安心して使えるような構造設計を心掛け、発注者に提案しています。
また、建設コンサルタントの技術者(専門家)として、発注者からパートナーとしての信頼を得られるように、日々自己研鑽(新技術の確認、専門誌の購読 等)に努めています。

都市計画及び地方計画部門技術者

「まち」の将来像を描く仕事

都市計画・地方計画部門は私たちが住んでいる「まち」の将来像を描き、提案していく仕事です。
都市部への人口の集中・地方都市の人口減少・少子高齢化など、時代とともに「まち」は常に変化しています。その変化を長期的に捉え、地域の個性を活かしながら交通や公園緑地、景観、市街地活性化や観光等の様々な分野で都市の現状の把握と変化の状況を検証し「未来のまちづくり」をどのように進めていくかを具体的に考えていきます。
今後のまちづくりの方針や具体的な方策などを提案し、地域住民のみなさんと様々な意見を出し合い何度も試行錯誤を重ね、地域の将来像を描いていくことはとてもやりがいを感じます。

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みなさんの住んでいる市町村でも、それぞれ固有の都市構造が形成されており、日本全国どこをとっても同じ都市構造はありません。ふとした時に「都市の性格」について考えるのも興味深いと思います。
このように都市計画・地方計画は、生活に密着している点や都市の性格の違いなどがあり、面白い部門ですので、若手技術者には新しい感性で取り組んで欲しいと考えています。

建設環境部門技術者

大好きな生き物を守るための「建設環境」

幼い頃から野山を駆け回り、沢山の生き物を捕まえることが好きでした。多くの昆虫を捕まえては観察し、昆虫博士と呼ばれていました。学生時代には環境デザイン学を専攻し、就職後、「生き物に携わる仕事がしたい」という思いから取得した資格が、「ビオトープ管理士」という資格です。この資格を取得後、生物調査をはじめとする建設環境分野の業務を多く手掛けるようになりました。
建設コンサルタントが手掛ける「建設環境」とは、自然環境及び生活環境の保全・創出、環境分析、環境影響評価など、建設事業における環境保全を目的とした分野です。
私は主に、田園環境における自然環境の保全・再生を目的とした調査・解析を担当しており、その中でも生物調査の主担当として業務を行っています。

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生物調査はまず、様々な調査手法の中から捕獲する対象生物によりそれに適した調査手法を選び、調査地点を選定した上で調査計画を立案し、調査を行います。生物を捕獲し、生物の同定(種の判別)を行い、様々な手法で分析・解析し調査データを作成します。
調査や同定、解析には多くの時間を要し苦労する面も沢山あります。図鑑などにも掲載されていない種も多くある為、慎重に判定します。
生物調査は途轍もなく奥が深い分野ですが、日々知識を重ねる事ができ、大きなやりがいが得られると共に、大好きな生き物に関わる仕事ができ、充実した職場生活を送っています。

測量・調査部門技術者

自由な発想で地上におけるすべての作業を行う

測量担当である場合、地上におけるすべての作業を行うことになり、基準点測量、水準測量、現地測量、路線測量、河川測量、用地測量などがあります。
測量業務は大きく分けると2種類に分類されます。①測量のための測量(基準点測量、水準測量)②計画等の目的のための測量(現地測量、路線測量、河川測量、用地測量)です。
当社で多く行われている測量業務の大半が②の測量です。基礎知識や経験を得て現場に応じた作業方法の選定が作業効率を分けることになりますが、技術は常に進化しています。別な視点からの作業方法の提案が良い場合もあるので、自由な発想が大切です。新人だから先輩の意見に従うのではなく、どんどん発言していくことが技術の向上・発展に繋がります。

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近年、私が担当する業務は「用地測量」が多く、どんな仕事もそうですが段取りが一番大切になる業務だと思います。大きい業務だと何十人もの土地所有者を相手にする場合があり、時には法外な申出をする方もいるので、その都度対応策を念頭に作業を行わなければなりません。
相手が何を思い申し出ているのかなど、相手を観察し先輩方が過去に取った対応策等も参考にしながら話を進めていくことで、丸く収めることがもっとも重要です。
反面、自分が取った行動または言動で丸く収まった時の喜びや達成感は大きく、とてもやりがいを感じています。

物件部門技術者

一つずつ知識を蓄積し、前に

私の主な仕事は、公共事業用地取得に伴い移転補償の対象となる、物件調査・算定業務です。
一言で「物件」といっても、建物には木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、コンクリートブロック造など様々な構造種類があり、また専用住宅、集合住宅、店舗、倉庫、工場、医院など、用途によっても間取りや仕上げ、設備が異なり、一つとして同じ建物はありません。稀に土蔵や神社など、特殊な建物が対象となるケースもあります。

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このように補償対象物件は種々様々な上、さらに用地取得線と敷地の支障具合により、採用する「移転工法」も異なってきます。移転工法は、除却、改造、再築、曳家など、損失補償基準に則って各種工法を検討し、最も合理的な工法を採用することになります。
この仕事は、建築関係の知識、建築設備の知識、機械設備の知識、補償基準の知識と、勉強することが沢山あります。最初から全ての知識を網羅することは出来ませんが、一つずつ知識を蓄積し、分からない分野は専門家に相談しながら、前に進んでいくことを心掛けています。

総合補償部門技術者

心に触れる、”Negotiation”

補償コンサルタントの業務は、測量、調査、評価、算定等、8部門の多岐に渡りますが、これらは全て『公共事業用地を確保する』という、ただ一つの共通目的に向けた作業です。
私の主な仕事は「公共用地交渉」。起業者に成り代わり地権者と折衝し、補償交渉(Negotiate)により土地売買契約の合意を得る、いわば補償コン業務のアンカー(最終走者)と言える仕事です。
なお「交渉」と言いながらも、我々交渉者に金銭的な裁量は一切なく、起業者側が一方的に算定した補償金額(補償基準に基づく適正な補償額)で相手方の承諾を得るという、実際には「説得」を行う苦労の多い業務です。

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地権者の想い入れある大切な財産(土地)を譲って頂く話しであり、中には頑なに拒否される方、無理難題を要求してくる方など、相手方は様々。
しかし毅然とした態度で「公共の利益と補償の公平性」を説明し、誠意を尽くして「契約に伴う様々な問題解決」に協力し、最終的に地権者から信頼を得て契約合意に至った時の喜びは、筆舌に尽くし難いものです。
私の仕事は「心に触れ、心を動かし、心を買ってもらう」、そんな仕事です。