技術紹介 SOLUTION

SOLUTION – 06 老朽化対策

社会インフラの長寿命化を支えるコンサルタント

今までの社会インフラの多くは、戦後の高度経済成長期に集中的に整備されて来ました。
こうした施設のうち、標準耐用年数を迎えるものが年々増加し、今後、多くの施設が更新時期を迎えることとなり、老朽化に伴う重大な事故や致命的な損傷の発生が危惧されています。

このような背景から、社会インフラの維持管理や更新の重要性が指摘されてきていますが、市町村などインフラ施設の管理者においては、公共事業の財源に限りがあり、老朽化が懸念される全ての施設に対応することが難しい状況となっています。
このため、施設の老朽化状況等の的確な診断と、予防的保全や部分改築等を適切に組み合わせた最適な改築計画の立案・実施により、ライフサイクルコストを低減させるストックマネジメントを行うことが必要不可欠となっています。

長岡支店技術部

荒木 知之TOMOYUKI ARAKI

1998年入社。橋梁点検をはじめとするインフラ老朽化対策のエキスパートとして活躍。多くの業務実績あり。
保有資格:RCCM(道路)、RCCM(鋼構造・コンクリート)、農業水利施設機能総合診断士、道路橋点検士 他

老朽化対策で当社が果たす役割

インフラ保全事業での重要な役割を担う建設コンサルタントとして、インフラ整備に係るストックマネジメントや施設の長寿命化等における実践知識、技術を生かし、施設の機能診断調査、機能保全計画の策定を進め、必要な機能を維持しつつ将来の維持・更新費用を抑制できるように取り組んでいきます。

また、老朽化が進んだ施設に対しては、早期の補修・補強に必要な劣化部の詳細調査や補修工事を行うための設計も重要な役割です。

従事するうえで心がけていること

構造物の老朽化対策では、対策技術のひとつに補修工法がありますが、各対象施設毎にその構造上の特性や置かれている環境条件が違うため、想定よりも早く再劣化が生じることが無いように、既設構造物の変状要因や供用環境条件等をよく把握したうえで、補修材料・工法の特性を踏まえて補修工法を選定するように心がけています。

老朽化対策のやりがい

建設コンサルタントの業務分野は、資本整備の構想設計や新規構造物の設計といった分野だけではなく、主に現場で行う構造物点検や維持管理分野の予防保全計画等も重要な業務です。
社会インフラの維持管理、計画的な更新の重要性が問われる現在においては、的確な維持管理計画、補修計画を行う役割を担うことも建設コンサルタントの活躍の場となります。

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